6L6GCはよく知られているように歴史のある球で、その間に何度も改良され、また業務用の機器
にも採用されるなど長い実績のある球で、その最大定格は信頼に足る数字だと思うので、定格目一杯の
動作をさせようと考えました。寿命への悪影響を心配する方もいるでしょうが、丈夫な球なら一時的に
最大定格を超えてもさほど問題にならないことは、真空管アンプを数多く製作された方ならば実感され
ていると思います。ところでウイリアムソンアンプは KT-66を使っていますが、その動作は 6L6GCの
最大定格以内ですし、定格以内での電気的特性は6L6と同じなので、そのまま置き換えられます。せっ
かくですから古典回路をなるべく忠実に再現しようと思ったのですが、手持部品の関係などで一部回路
を変更しています。
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